アロマトリートメント、3つのメリット
アロマトリートメントだけの、精油吸収ルート
まず、アロマテラピーと聞いて真っ先に思い浮かべるのは、芳香浴のイメージかなぁと思います。
「いい香りを楽しむ」ですね。
香り…すなわち精油成分が鼻から取り込まれて脳に伝わり、自律神経やホルモンバランスに作用します。
それとは別ルートで、体に作用させるのが経皮吸収…けいひきゅうしゅう、と呼ばれるものです。
字面からなんとなく想像できると思いますが、何かしらの「成分が皮膚を経て体内に吸収される」ということです。
経皮吸収の条件をクリアした精油
皮膚は細菌などの異物を体内に侵入させないためのバリア機能があるように、何でもかんでも通過させるわけにはいきません。
経皮吸収されるには条件が必要で
分子量が小さい(目安として500以下)
脂溶性(脂に溶け込みやすい性質である)
と言われています。
ここで、精油成分の分子量を見てみると…
以下、計算式の列挙です。とばしてもらって大丈夫。興味のある方はどうぞ。
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※炭素C=12 水素H=1 酸素O=16
主な成分:リナロール(C10H17OH) ラベンダーなど
12×10 + 1×17 + 16×1 +1×1 =154
主な成分:シネオール(C10H18O) ティートリー、ユーカリグロブルスなど
12×10 + 1×18 + 16×1 =154
主な成分:リモネン(C10H16) レモンなど柑橘の果皮から採れるもの全般
12×10 + 1×16 = 136
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メジャーな精油を例にとると
ラベンダー…154
ティートリー…154
レモン…136
と目安の500より小さいことがわかります。
精油成分は脂溶性でもあることから、条件が満たされていますね。
よって精油成分は皮膚構造を次々に通過していき、毛細血管に取り込まれ、血液にのって体内をめぐり、各器官に働きかける…ことができるのです。
オイルトリートメントでさらに吸収率アップ
そしてこの精油の経皮吸収、
単純に塗りぬりするよりも、血流促進や体の循環を良くするようなオイルトリートメント、リンパドレナージュなどと組み合わせて塗布することでより吸収効率が高まります。
オイルトリートメントで気持ちよくなって、香りで癒されて。
さらに精油成分の恩恵も存分に受けられる。
アロマトリートメントって、一石二鳥?いや三鳥じゃないですか?
ぜひサロンにてご体感くださいませ。
maco