精油で手作りヴェポラッブ
ヴェポラッブとは
ヴィックスヴェポラッブ。
ご存知ですか? ▶︎大正製薬HP
大正製薬から販売されているこれ。一度はCMをご覧になったことがあるのでは?
鼻詰まりやくしゃみなど風邪諸症状に効く成分が配合されたジェル塗布薬で、就寝時に胸に塗っておくと鼻が通り眠りやすくなる…というものです。
「ママの手で塗るからやさしいね」
の謳い文句から連想されるように、この製品の配合成分は実は結構シンプル。
さっぱり不明な横文字成分がないのです。
ヴェポラッブの成分を精油で置き換えると
HPに記載されているヴェポラッブ情報から、その成分を見てみますと
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成分100g中…
dl-カンフル 5.26g、テレビン油 4.68g、l-メントール 2.82g、ユーカリ油 1.33g、
ニクズク油 0.69g、杉葉油 0.44g
添加物:チモール、ワセリン
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おや?アロマを勉強したことのある方ならピンとくる成分ばかりでは?
これなら精油で代用して類似したものが出来そうです。
▶︎dl-カンフル… いわゆるカンファー。カンファーを多く含む精油…今回はローズマリーカンファーを使います。
▶︎テレピン油…松の木の精油のこと。パインで代用。
▶︎l-メントール…あのスーッとした香り。ペパーミントで代用。
▶︎ユーカリ油…そのまま、ユーカリの精油。ラディアータは禁忌もありませんから、今回はラディアータで代用します。
▶︎ニクズク油…ナツメグの精油だそうです。ナツメグ精油はαピネンやβピネン、サビネンなど、モノテルペン炭化水素類が主成分。であれば、針葉樹系の精油でも代用できそうですね。今回はジュニパーベリーで代用。
▶︎杉葉油…杉の葉の精油のこと。これもそのままスギを使えるのでは?私はスギ精油を持ち合わせていないので、今回はなしで。
▶︎添加物にあるチモール。これは例えば精油ならタイムチモールなどがあります。
が、このチモールという成分、非常に優れた抗感染作用や抗ウイルス作用があるのですが、皮膚刺激が強く使い辛いため、今回は入れません。
言わずもがな、ワセリンは基材ということですね。
手作りヴェポラッブレシピ
では、上述の内容を踏まえて再現レシピを。
用意するもの
ジェル基材 30g
ローズマリーカンファー 6
パイン 5
ペパーミント 3
ユーカリラディアータ 3
ジュニパーベリー 1
作り方
全てをよく混ぜ合わせて完成。
※ジェル基材に無色の精油を混ぜ合わせる場合は、混ざったかどうかが分かりにくいため要注意です。
※目安としては、かき混ぜはじめはボテボテとダマになったり重たい感じがありますが、そのうちとろりとした感触に変わってきますのでそれくらいがタイミングです。
※配合成分や濃度の都合上、小さなお子様へのご使用はお控えください。
まとめ
今回はちょっと実験的に作ってみたものですので、香りや効果の保証はありません。
ですが、こうやってみると精油の有効成分は本当に有効なんだと思わされますね。精油はプラセボ効果ではないのです。
と同時に、それだからこそ使用方法や使用量には気をつけなければいけないということも、また然りですね。
風邪や花粉で鼻詰まりが辛い時期。
しっかり睡眠をとって、体調管理気をつけましょう。
maco