自分を癒すということ

お盆休み、いかが過ごされましたか。

わたしは石川県の実家に帰省しておりました。

去年のお盆休みは色々トラブルが重なり、お墓参りが出来なかったので

今年は無事参れたことにホッとしています。

 

今回、父が実家の納屋を整理したいということで

わたしの学生時代の教科書等ダンボール2箱分(!)中身をチェックすることになりました。

 

教科書や参考書はまだしも、なんと当時、計算を書き殴っていたノートやレポート用紙なども大事に保管してあったので、わたしもびっくりしてしまいました。

高専の電子情報科だった当時、ひとつの解を求めるためにノート何ページ分、もしくはレポート用紙の裏表びっしりに計算を書き連ねることなどザラにありまして…

(わたしは脳内処理に自信がなく、細かな計算過程も全て書かないと気が済まない派でした)

 

案の定、そんなものいま見たところで「なにこれ?」状態です。

 

 

そういったノートや計算用紙は

後から役に立つかもしれない教科書や参考書と違って明らかに不要なもの、ですがなぜ大事にとっておいたのか…

 

いま振り返ってみると、自分への「保険」だったのかもしれないです。

 

わたしは、なかなか自分に自信が持てない臆病者なのに(だから、かもしれませんが)

すぐイキがってしまう…面倒な性格です。

やたらと強さを誇示しようとしてしまうのです。

 

そうしたとき、こういった

「やれば出来る自分」「頑張っていた自分」…

そんな自分が確かにいたことをまるで言い訳のように…置いておきたかったのだと思います。

 

 

今でもわたしは自分に自信が持てず、不安になるくせに

強がってしまう性格は相変わらずなのですが

 

そんな自分も自分であること、

それによって自分の価値が下がるわけではないこと

を受け入れることができているからか

過去のそんな弱い自分に気付き、すんなり処分することができました。

 

 

自分を癒すということは

今そのときの自分を満たすということのみならず

過去の自分を満たすこともそうであるといえるのだなぁと実感した出来事です。

 

自分の弱さも受け入れて、毎日愛おしい自分でありたいものですね。

maco