人に優しく自分に厳しく、は成り立つの?

人に優しく自分に厳しく…

誰が発祥なのかこの名言。古今東西似たような文言がありますが

果たしてこれはあり得るのでしょうか?

とても個人的な感覚の話になりますので、こうだ、と断言できませんが

なんとなく、自分に厳しい人って他人にも何処か厳しいと思います。

自分を律するのと同じレベルを無意識にも他人へ期待してしまい、それが叶わなかったときにモヤっとした澱をこころに残すのではないでしょうか。

それが積み重なることで他人に期待しない付き合い方を身につけて、孤独になってしまう人もいるのではないでしょうか…

(それをさらに拗らせると「誰も自分を分かってくれない」と、再度ベクトルが他人に向き、求める→理解されない、の苦しみが続いてしまうのではないでしょうか…)

 

他人には優しく自分には厳しくあれ、という考え方は、勤勉な日本人との親和性が良い…というか、良すぎてあらぬ方向に行きすぎている気もしてしまうこの頃です。

 

おそらく、どの名言も発端や真意としては、自分を許すように他人を許し、他人を見ることで己を見つめ律すること、というニュアンスなんだと思います。

甘やかすことと優しくすることがごっちゃになり、なんとなく、自分に優しくすること、労わることを後ろめたいもののように思わせる言葉になってしまっているのが残念です。

 

もういっそ、他人に優しく自分にも優しく、を目標にしたいですね。

他人に対して優しく、丁寧に接するように、それと同じくらいの優しさなら自分に向けてあげてもいいんじゃないかな、と思います。

他人ばかり尊重して自分を蔑ろにすることは、「自分に厳しくする」とは違います。

もうすぐクリスマス。ご自身への優しい時間をぜひ♪

maco