皮脳同根…アロマトリートメントで心もほぐれる
皮膚と脳の密接な関係
「皮脳同根(ひのうどうこん)」
ご存知ですか?
読んで字のごとく、皮膚と脳は同じ根であるということ。
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、セラピストにとっては非常に重要なこと…
命の神秘
私たちの誕生は、まず一つの受精卵から始まります。
その一つの受精卵はどんどん細胞分裂を繰り返し、骨や内臓、脳神経などの組織を形成していきます。
その際、受精卵には胚葉(はいよう)と呼ばれるものができ、それぞれ「内胚葉」「中胚葉」「外胚葉」の三層に分かれます。
そしてそれぞれの胚葉は分裂を繰り返したのち
内胚葉 ▶︎ 消化器系、呼吸器系の内臓など。
中胚葉 ▶︎ 骨格、筋肉、血液や血管など。
外胚葉 ▶︎ 表皮、爪、嗅覚や聴覚、視覚など感覚器、脳、脊髄、末梢神経など。
になります。
どうでしょう、気が付きましたか。
皮膚(表皮のみ、真皮は中胚葉由来と言われています)は脳や神経と同じ「外胚葉」の部分が分裂することで出来ているのです。
身体の中で一番外側に存在している表皮(分かりやすいようにこのブログ内では“皮膚“と書きますね)と、あらゆるものから守られている脳や神経。
離れているのに発生源は同じ…とても不思議な感じがしますね。
触れられてホッとするのは本能に基づく行動だった
お腹が痛いときお腹をさする、落ち込んでいるときそっと背中をさする、温かいお風呂に入るとほっとする…
無意識のうちにやっていた、感じていたこれらの行動。
皮脳同根に基づく、自然な行動だったのです。
あたたかな手で施される、心地よいアロマトリートメント。
皮膚に伝わる、包み込まれるようなぬくもりは
ガチガチにかたくなった脳…心もほっとゆるませることでしょう。
maco