中秋の名月。月の満ち欠けに合わせた精油の使い分け
月の満ち欠けと女性リズム
特に女性はピンときやすいと思いますが、月の満ち欠けと体調には何かしらの関係があると言われています。
確かに、潮の満ち引きは月の引力が影響しているということですから、60〜70%が水分である人間の体にも何かしら影響はありそうですよね。
例えば、平均月経周期は約28日と言われていますが、月の満ち欠け周期は約29.5日ですし。
満月の夜には出生率が上がる、なんて言います。
私がお世話になった産院の先生は、月の満ち欠けが記載されているタイプのスケジュール帳を使っていて、出勤体制を考える参考にしていると言ってました。
それほど実績があるということ。
ちなみに、私も2回とも満月の日に出産でした。
はるか昔から人に影響を与えていた満月
満月を見ると狼に変身してしまう「狼男」の由来についても、多毛症や狂犬病など諸説あるようですが…満月を見て胸がざわめく感じとか、ちょっと通常運転でいられない感じとか。
生理周期で考えたときに生理前=満月付近として、あの生理前のモヤァとした心身を想像すると…
分からなくもないです。
「かぐや姫」でも月から使者が迎えにくるのは満月の夜ですよね。
大切な人とのお別れ。煌々と輝く美しすぎる満月に、ゾッとするような不安感が煽られたのかも。
月の満ち欠けにあわせた生活リズム
月の満ち欠け周期のスタートである新月から上弦の月、満月に至るまでの期間は
どんどんまんまるになっていく月の姿そのもので、「吸収」の期間と言われています。
心も身体も吸収力が高まり、エネルギーに満ちいていきます。
反対に、満月から下弦の月、新月に至るまでは「放出」の期間と言われています。
まんまるだった月がどんどん細くなっていくように、心も身体も放出、発散する力が高まります。
「吸収」「放出」の力が最も高まるのが、それぞれのターンの締めである「満月」「新月」の夜です。
まさに今夜、吸収力がMAXになる満月の夜。
身体的な面でいうと、どんどん吸収、蓄えるタイミングなのでむくみやすさを感じるかもしれませんね。
食べる物の“質“を意識することが大切です。
ビタミンやミネラル、体にどんどん吸収してほしいものを積極的に、糖質や脂質などを控えると良いでしょう。
心もエネルギーに満ち満ちていて、高揚感や衝動性が高まると言われています。
まさに狼男が誕生しかねない!
ウィンドウショッピングには向かない日かも…。
満月、新月…おすすめの精油
さて、そんな夜におすすめなのは、暴れそうな心を抑えほっと落ち着かせるリラックス系の精油。
鎮静作用を持つリナロール豊富なホーウッドや、バランスの良い真性ラベンダーも良いですし
オレンジスイートやベルガモットなどの可愛らしい香りや
サンダルウッド、フランキンセンスなど呼吸が深くなるような香りもおすすめです。
そして対になる、放出がMAXになる新月の夜は、デトックス、解毒、浄化などがキーワードとなります。
身体的な面では、排出が始まるタイミングなのでダイエットをスタートさせるのに適しています。
心も不要なものを排出、発散させてすっきり!前向きになれると思います。
そんな夜には、体液循環を促すデトックス系や気持ちをシャッキリさせるリフレッシュ系の精油が良いかと。
ジュニパーベリーやサイプレス、シダーウッドは私もよくむくみ解消に使うお気に入りのデトックス精油です。
リフレッシュにはグレープフルーツやレモンなどの軽い柑橘系
集中力を高めるローズマリー(特にctシネオール)もおすすめです。
たまには大きな自然のリズムを意識してみて
ずっとずっと遥か昔から、人は月や太陽、星の動きなどを頼りに生活を営んできていて。
その思想や統計が今の私たちの生活に繋がっていると思うと… とっても感慨深い。
朝日と共に目覚め、落陽と共に眠る…
なんて今の時代にはそぐわない生活リズムですが。
こういった月の満ち欠けのような、大きな自然のリズムを少し意識して心身を整えることが出来れば
より日々をしなやかに過ごしていけるのではないでしょうか。
maco