寝違えにもアロマ?
寝違えとは
朝起きてから気付く、首の後ろや首から肩にかけての痛み。
首を回したり傾けたりの動作で痛むこともあれば、もう何もしなくても痛むことも。
寝ている時の姿勢だったり、前日の長時間PC作業などで局所的に血行不良になったことで起こることもあれば、前日に普段はやらないような運動や負荷の大きい肉体労働などで痙攣している(いわゆるこむら返り)など、様々な原因が考えられます。
朝起きてしばらくしてから気付くこともありますね。
寝違えたときの応急処置
先日、朝起きてから左の肩から背骨にかけて激痛が。
特に首を左に捻る、右に傾けるの動作で肩甲骨の内側が痛みました。前夜、いつもより長めにPC作業をしていたことが原因かと思われます。
こういう、動かして痛みがある場合は、動かさずにそっと回復を待つことが基本です。
が、背中が痛すぎて動作がガサツになってしまい、子供の寝かしつけに支障が出ます(ちょっと寝返るにも大回りになるため、寝かかった子が起きてしまう)。
昼寝で大変苦労したので、夜寝るまでにはもう少し楽になりたい。
ということで、元整体師として応急処置を施します。(※自己責任の元、行っています。)
内容は簡単。痛くない方(=快方向)に動かすだけです。
今回は首の左回旋+右屈曲で痛みが出るので、その反対である右回旋+左屈曲でそっと動かしています。
この動きに痛みがなければ、その向きに抵抗力をかけつつ少し動かす。
これを何度か繰り返しているうちに、初めは痛かった左回旋+右屈曲の動きも楽になってきます。
適当なゆるみを感じたところでストップ。
寝違えにおすすめの精油
あとはアロマの力を借りることにします。
キャリアオイルには筋肉の疲労に抜群のセントジョーンズワート油。
精油には強い抗炎症作用、鎮痛、鎮痙攣作用を持つウィンターグリーンと
体を温めつつ鎮痛作用のある真性ラベンダーを5%濃度にブレンドしました。
ウィンターグリーンはいわゆる「湿布」の香りがして、効能もまさに湿布と同じです。
これを首筋から肩のライン、脇の下、背骨ラインに塗り込みます。
アスピリンアレルギーの方は注意
翌朝、だいぶ良くなったなぁと実感できましたが、その日一日はまめに肩首への塗り込み、上半身のストレッチを行いました。
翌々日には完全にスッキリ!
ウィンターグリーンの効果効能の強さを再確認しました。
効果効能が強いということは、それだけ使用方法も他精油より気をつけなければいけないということです。
ウィンターグリーンの成分はほとんどが“サリチル酸メチル“というもので占められていますが、このサリチル酸メチル、体内代謝でアスピリン同様の代謝経路を取ります。
よってアスピリンアレルギーの方は絶対禁忌ですよ。
正しく使って快適に過ごそう
湿布って、人によってはお守り代わりにバンバン貼ってる方をお見かけしますが、本当は用量用法がきちんと決まっているんですよ。
精油も、もちろん同じです。
天然だから大丈夫、とか湿布ではないから大丈夫、とかそういうことではありませんね。
効果効能、禁忌事項をきちんと理解した上で正しく使用することが大切です。
サロンのアロマトリートメントでは、よっぽどのことがない限りウィンターグリーンをブレンドオイルに含めることはありませんが…
もし局所的な辛い痛みがある、運動後のケアを徹底したい、…etcご希望ございましたらコンサルテーション時にお申し付けくださいね。
maco