しもやけにおすすめアロマ
しもやけの原因
赤く腫れたり痛痒かったり…
手や足の指先、鼻や耳など体の中でも特に外気に触れやすく、冷えやすい部分がなりやすいしもやけ。
冷たい空気や水に触れて冷えてしまうことによる血行不良が原因ですが、もうひとつ、冷たい⇔温かいの気温差を頻繁に繰り返すのも良くないのだとか。
どういうことかというと、寒い環境では出来るだけ体温を逃さないようにと血管は収縮します。
ところが暖かい環境になると、熱を発散させるため血管は拡張します。
この収縮と拡張が頻繁に繰り返されるとその調整がうまくいかなくなり、血行障害になる…ということです。
ずーっと寒いところで作業するような方だけでなく、オフィスと外回りを頻繁に行き来するような職種の方もなりやすいということですね。盲点です。
最近は建物の機密性が上がっているため、外との気温差が大きくなってしまい大人でもしもやけになる方が多いのだとか。
しもやけは「昔の子供がなるもの」のイメージが強すぎて、ついつい自分は無関係…と思いがちですが、誰しもが気をつけたいトラブルです。
対策
いずれにしても、血液の流れが悪くなることが原因であるならば冷やさないようにする、温めることが大切ですね。
外に出る時は手袋やイヤーマフなどでなるべく冷やさないように、急激な温度変化を与えないようにしましょう。
おすすめ精油
血行促進が期待できる精油といえばシナモン・カッシアです。
血液凝固阻止作用、血液流動促進作用を併せ持っているので、まさに冷え性のためにあるような精油!
ただし、芳香族アルデヒド類のケイ皮アルデヒドを含み、皮膚刺激が気になるため妊婦さんや乳幼児には使用できません。
敏感肌の方も気をつけたほうが良いです。
もう少し使いやすい精油…となれば
血液の流れを良くするスイートオレンジやスイートマジョラムがおすすめ。
ローズマリー・シネオールも血行促進におすすめですが、妊娠初期や敏感肌の方には使用できません。
また、シダーアトラスやジュニパーベリー、サイプレスなど鬱滞除去作用がある精油も巡りを良くしてくれるのでおすすめです。
※柑橘系精油には光毒性の心配がありますが、スイートオレンジはそのリスクがごく僅か、文献によってはほぼなしと言われています。心配な方は、日光に当たらないよう夜使うか、塗った後は手袋をしたりすると良いでしょう。
光毒性…精油に含まれている成分が紫外線に反応することで、色素沈着や炎症など皮膚トラブルを起こすこと。
痒みを伴っている場合にはカモミールローマンや真正ラベンダーなども◎。
おすすめキャリアオイル
ビタミンEには血行促進する作用があります。
市販のハンドクリームにも、荒れた肌の修復目的の商品には含有されているものが多いですね。
そこで、ビタミンEが豊富なキャリアオイルといえば…
小麦胚芽油とゴマ油です。
小麦胚芽油については小麦アレルギーの方はご使用お控えください。
ゴマ油は食卓にあるあの美味しい香りのやつではありません。キャリアオイル用のもの(“セサミオイル“の名称が多いかも)をお使いください。
そして、痒みを伴う場合にはカレンデュラ油がおすすめ。
皮膚の荒れや痒みを鎮める作用が期待出来ます。
いずれにせよ、小麦胚芽油もゴマ油はカレンデュラ油も、テクスチャーや金額的なことを考えるとそれ単体で使うよりも、ホホバオイルやスイートアーモンドオイルのようなクセのないキャリアオイルに2割程度に混ぜて使うのが良いと思います。
しもやけ用ハンドバームレシピ
こっくりしていながらも肌馴染みの良い、使いやすいバームです。
簡単なので是非お試しを♪
[用意するもの]
・シアバター 10g
・キャリアオイル(今回は小麦胚芽油) 15ml
・みつろう 3-5g
・精油
スイートオレンジ 5滴
スイートマジョラム 5滴
ローズマリーカンファー 2滴
シナモン・カッシア 1滴
[作り方]
①シアバターとみつろうを同じ容器に入れ、湯煎にかけて溶かす。
②キャリアオイルに精油を入れる。
もしキャリアオイルがすごく冷えていた場合は、湯煎で軽く温めておく。
③①と②を合わせて良く混ぜたら完成。
手作りハンドバームでしもやけ対策を
お恥ずかしながら、私もちょっと油断するとしもやけになりやすいです。
普段から気をつけてはいるものの、一度なると治るのに数日かかるので、とにかく「危ないかも…」と思った段階で徹底ケアするようにしています。
手指をほぐしながら塗り込み、ハンドカバーも付けて。あかぎれ予防としても効果的です。
※しもやけかと思ったら、違う病気だった…という例もあるそうなので、いつまでも治らない方やちょっと違うかも、と不安に思われた方は迷わず医療機関にかかってくださいね。
もちろん、しもやけの症状が重度な方もです。
まだまだ冬は続きます。
アロマの力で快適に乗り越えましょう♪
maco