バレンタインにおすすめ、媚薬ブレンド
かつて媚薬として使われた?カカオ
もうすぐバレンタインですね。チョコレートの準備はお済みですか?
チョコレートの原材料がカカオであることはご存知の方も多いですね。
このカカオに含まれる「フェネチアミン」という成分や、カカオを食べると分泌される「エンドルフィン」という脳内物質。
これらの作用によって、カカオを食べると恋愛している時の高揚感、幸福感に似た感情になるのだとか。
この事実を知ってか知らずか、古代メキシコでは皇帝がハーレムに入る前にカカオをドリンクとして摂取していたという逸話も。
病気の治療として他のハーブと混ぜて飲んだり、疲労回復や精神高揚などの目的でも飲まれていたそうなので、今で言う“滋養強壮ドリンク“みたいな位置付けだったのでしょうか。
媚薬がキーワードの精油
さて、そんな媚薬効果のあるカカオですが、私たちが普段扱っている精油にも同じように媚薬効果…催淫作用がある香りが存在します。
一部ご紹介しますね。
イランイラン
力強く妖艶な香り。セクシーな女性を想像せずにいられません。あまりに強い香りなので、性別問わず好き嫌いはキッパリ分かれますね。
イランイランには催淫作用があります。
インドネシアではイランイランの花を新婚初夜のベッドにばら撒く…という有名なストーリーがあるほど。
その催淫作用に深く関係しているのが、イランイランに含まれている“男性ホルモン(テストステロン)“に似た働きをする成分なのです。
セクシーな女性を想像する香りなのに対し、男性ホルモン?意外ですよね。
ですが、このテストステロンという物質が性衝動を引き起こすと言われているのです。
ジャスミン
イランイランとは少し違うけれど、こちらもオリエンタルでちょっと挑発的な女性を連想する香り。
人によってはムスクのような「動物性の香り」と表現される場合も。
クレオパトラが“政治的社交儀式“の前には全身に塗っていたとか…
ローズ
気高く優雅な印象のあるローズの香り。
イランイランやジャスミンとは少し違い、催淫作用とは無縁そうな気もしますが…
ローズは“女性性を目覚めさせる香り”でもあります。多幸感を与え、女性としての自己肯定感を高める。
それによって湧き出てくる性的な魅力があるのかもしれません。
サンダルウッド
瞑想にも使われる、あの厳かな香りに催淫作用?
そうなんです、サンダルウッドにはなんと“男性の汗に含まれるフェロモン“と似た成分が含まれており、嗅ぐと男性性を連想させるそうです。
スパイシー系
カルダモンやブラックペッパー、ジンジャーなどスパイス系精油にも催淫作用があると言われています。
成分的にも香りの印象的にも「えっ?どこが?」と思うのですが、これらスパイス系は遥か昔、大変高価なものでした。
そんな高価なものを売買できる人物=ごく一部の富裕層、成功者でしたから、そうした“秘薬“的扱いも受けられたのかも。
(今では調味料として普通に使われていますけれど、当時の香り高さや栄養価は今のものとは比べ物にならなかったとも言われていますしね)
媚薬アロマスプレー
バレンタインに向けて、媚薬アロマスプレーなんていかがでしょう。
すごいネーミングですが、相手を陶酔させるというよりも、この香りをかぐことで自分という存在に自信をつけ、恋愛を前向きに楽しめる香りです♪
用意するもの
アトマイザー 1個
無水エタノール 10ml
精製水 5ml
精油 上述の催淫作用が望める精油たち合計15〜20滴
(例えば…イランイラン3滴、ジャスミン2滴、ローズウッド3滴、サンダルウッド2滴、オレンジスイート4滴、ブラックペッパー1滴、パチュリ2滴)
作り方
①無水エタノールをビーカーに入れ、そこへ精油も全て入れる。
②よく混ぜた①に精製水を加えて、お好みのアトマイザーに移す。
※作ってすぐ使うより、少し寝かせることで香りが落ち着きます。
気持ちを盛り上げたい時に、シュッとひと吹き。
香りが濃厚なので狭い空間での使用や、つけ過ぎなどに注意してください。
バレンタイン向けブレンド
それほど気合いは入れないけれど、バレンタイン気分を楽しみたい。
そんな方のために、もっと気軽なバレンタイン向けブレンドです。
今回はいつもと趣向を変えて、スポイト瓶保存で色々なものに香り付けできるタイプのコロンにしてみました。
用意するもの
スポイト瓶 1個
無水エタノール 6ml
精製水 1ml
精油 オレンジスイート 8~10滴
カモミールローマン3滴
ベンゾイン 3~5滴
ジャスミン 1~2滴
作り方
①無水エタノールをビーカーに入れ、そこに精油を全て入れる。
②よく混ぜた①に精製水を加える。
③②をスポイト瓶に移す。
チョコレート…ではありませんが、ベンゾインとオレンジによって甘く可愛らしい香りとなっています。
ジャスミンをネロリに変えるともう少し少女らしさが、ローズに変えると大人の女性らしさが表現できると思います。
こちらも媚薬スプレーと同じく、少し寝かせた方が香りが落ち着きますよ。
日頃から彼と会うたびにその香りをハンカチやバッグチャームなど、ご自身の身近な持ち物に付けしておいて、バレンタイン当日、プレゼントのラッピングの一部などにつけてお渡しすると、その香りをかぐことで帰宅後もあなたを思い出してくれるかも…
マスキング効果です♪
※香りを楽しむためのものです。お肌に触れるような使い方はなさらないで下さい。
香りとともに、年に一度の一大イベントを楽しもう
いかがでしたか。
情動を揺さぶる“香り”は、遥か昔から恋愛的な要素に欠かせないものだったのですね。
今年はコロナの影響もあってか、例年ほどのお祭り騒ぎ感がないにせよ、やはり年に一度の一大イベント。
香りを味方につけて、楽しみましょう♪
maco