ホイップするふわふわ保湿クリームの作り方
手作り保湿クリームは2種類
手作りの保湿クリームには大きく2種類のタイプに分けられます。
ひとつは、蜜蝋やシアバター、植物油など常温で固形のものと油分主体で作る、バームタイプの保湿クリーム。
もうひとつは、水分と油分を混ぜ合わせて作る、ふわふわホイップタイプの保湿クリーム。
一般的に、アロマクラフトのワークショップやインターネットで紹介されているような保湿クリームのレシピは前者のものが多い気がしませんか?
それもそのはず。
水分と油分を混ぜ合わせて作るタイプのものは、互いに混ざり合わない水分と油分を混ぜるのですから、「乳化」という工程が必要になり、それがちょっと面倒。
乳化剤を使うことも多く、せっかく手作りするのだから乳化剤など使いたくない…と思う人にとってはそこもネックになりますよね。
だけどホイップタイプの保湿クリームには、それはそれでメリットもあるんです。
ホイップタイプの保湿クリームの特徴
後ほどレシピをお伝えしますが、このホイップタイプは基材として水分と油分の両方使います。
この水分にあたるものを精製水ではなく芳香蒸留水を用いることで、精油の使用量を少なくしても(もしくは使わなくても)大変香り高いものが出来上がるんですね。
↓芳香蒸留水とは
敏感肌だから精油を使うのがちょっと怖い…
小さな子供と一緒に使いたい…
そういう場合にもってこいです。
ただ、この「水分多め」であることはデメリットにもなります。
水分多めということは…雑菌が繁殖しやすいということ。バームタイプのものより使用期限は短くなりますし、保管状態にも気を使います。
乳化が十分でなかったり、保管状態によっては水分と油分が早々に分離してしまう可能性も。
それでも、ホイップタイプには先ほど述べたメリットもあるし、何より作る工程がお菓子作りみたいで楽しいですよ。
ぜひ一度、トライしてみてください♪
ラベンダー香る、ふわふわ保湿クリームのレシピ
用意するもの(50〜60g完成予定)
A ラベンダーウォーター 30ml
B シアバター 10g
スイートアーモンドオイル 15ml
パーム乳化剤 3g
蜜蝋 2−3g
C 精油 10〜15滴程度
50mlビーカー、耐熱ボウル、ガラス棒、電動ホイッパー、ミニヘラ、完成したクリームを入れる容器
作り方
①Aは50mlビーカーに、Bは全て耐熱ボウルに入れる。
②AもBも湯煎にかける。
Aは加熱しすぎないように気をつけて。時間差でBより後から入れるか
温まってきたら一旦取り出す。
③Bの固形状のものが全て溶けたら湯煎からおろし、ガラス棒でよくかき混ぜる。
このタイミングでAも湯煎からおろして大丈夫。
④Bが少しずつ冷えてきて白っぽくなってきたら電動ホイッパーで泡立てる。
Aのウォーターも少しずつ加えながら、つど泡立てる。
⑤メレンゲを作るようにツノが立ってきたらCの精油を投入。
ホイッパーの電源OFF状態でかき混ぜる。
ミニヘラで容器に移し替えて完成。
※およそ2週間を目安に使い切ってください。
※ラベンダーウォーターやスイートアーモンドオイルはお好みのものに変えてOK。ホホバオイルなど、癖のないオイルがおすすめです。
※ホイップ工程は手動でも出来ますが、やはり電動の方が安定しますし何より楽。100均でも購入できますよ。
ふわふわ保湿クリームでこれからの季節もしっかり保湿を
いかがでしたか。
これからの季節、バーム状のテクスチャーよりもこうしたふわふわ軽めのテクスチャーの方が使いやすいかもしれませんね。
保存が効かないので、その都度ちょっとずつ作るのがおすすめ。
芳香蒸留水や精油の組み合わせを変えて色々楽しみながらしっかり保湿ケア続けましょう♪
maco