神秘の精油〜エレミ
神秘の精油「エレミ」
葉が芽吹いてすぐに樹脂を採取。葉が落ちてしまうと樹脂が取れなくなる…
そんな不思議な採取に由来してか「神秘の精油」とも言われるエレミ精油についてご紹介します。
学名：Canarium Iuzonicum
科：カンラン科
抽出部位：樹脂
抽出方法：水蒸気蒸留法
主な産地：フィリピン
カンラン科といえば、同じ樹脂系精油として「フランキンセンス」が有名ですね。
エレミ精油は香りがやや特徴的なためか、フランキンセンスほど知名度は高くありません。
アラビア語で「上と下」の意味をもつ
精神と肉体、上位チャクラと下位チャクラ、霊界と地上界…
そうした2極にあるものを統一、繋げるという意味合いをもち、スピリチュアル的な要素でも使われることがあるようです。
この背景も「神秘の精油」と言われる所以かもしれませんね。
香りの印象も、リモネンを多く含むことでベースノートが多い樹脂系にしては珍しく、香りのノートは「ミドル〜トップ」。
嗅いだ人によって、「樹脂らしいベース感を感じる」という方がいれば「レモンのような軽さが、トップ感が目立つ」という方もいるようです。
ちなみにわたしの香りの第一印象は「ピンクペッパー」でした。
ブラックペッパーとは一味違う、あのさわやかでスパイシーな感じ。樹脂系らしからぬ軽さとハーバリーな印象です。
効果効能
さて、このエレミ精油。
成分表によれば主成分がリモネンで、その他はリモネンと同じモノテルペン炭化水素類のαフェランドレンやサビネンなど。
抗菌作用、殺菌作用があるため、風邪予防やニキビなどの肌トラブルなどに良さそうです。
そのスパイシーな香りゆえ、お顔に使うのは若干抵抗あるかもしれませんが、樹脂系精油は基本的にお肌の修復、保護が期待できるので試す価値有りです。
また鎮咳作用（咳を鎮める作用）も期待できるため、呼吸器系トラブル時にも。
こころに対しては、レモン調のさわやかな香りが気持ちをリフレッシュ、前向きにさせてくれそうです。
上述したように、スピリチュアル的要素もありますから、瞑想のお供としても。
メンタルにも美容にも
精油のストーリーを知ると、どちらかというと精神面での活躍をイメージしますが、成分的には肌トラブルにとてもおすすめできる精油です。
ハンドクリームや美容オイル作りの際、つい香りがマンネリしがち…という場合にほんのちょっと加えてみるのもいいかもしれません。
ぜひお試しください♪
maco
