クレイで手作りボディパウダー

クレイとは

クレイとは、地底や海底から採れるミネラル豊富な鉱物のことです。

「ホワイトクレイ」「レッドクレイ」「イエロークレイ」…etcなど、クレイの色味別で数種類存在しますが、ほとんどのクレイに“吸着作用“があり、その美容効果の高さから国内外問わず注目を集めています。

皮膚の汚れだけでなく、体内の老廃物させも吸着するということでクレイパックやクレイバスなど、クレイを用いた様々なセラピーも存在します。

 

日本でもシャンプーが一般的に使用されるようになるまでは、白土(クレイの一種)を使って先髪していたという記録がありますし…

昔からその吸着作用はお墨付きだったんですね。

 

クレイ

 

今日はそんなクレイを使ったボディパウダーのレシピをご紹介します。

 

ボディパウダーの作り方

用意するもの

お好みのクレイ 15g

精油 3滴

パウダーケース、ガラス棒or割り箸でもOK

※パウダーケースは100均などで購入できます。

 

作り方

完成品を入れるパウダーケースにクレイを直接測り入れ、そこへ精油を3滴入れる。

全体がサラサラになるまでしっかり混ぜたら完成。

 

※クレイはお好みのもので構いませんが、初めての方は「ホワイトクレイ」か「カオリン」という名称のものが良いと思います。

※クレイが手に入らない場合は全量を「コーンスターチ」に置き換えても良いです。コーンスターチとはとうもろこしから採れる澱粉のことで、片栗粉のような見た目(お料理でもコーンスターチの代用で片栗粉が登場することありますよね)。

クレイパウダー

 

コツ

パウダーケースが手に入らない場合は、液体を入れるような普通のボトルケースでも◎。

その際、クレイと精油の攪拌は写真のような袋の中で行うとやりやすいです。

袋の中にクレイと精油を入れ、ジップして軽く振り混ぜます。

クレイパウダー

 

 

使い方

肘や膝の内側など汗が溜まりやすいところにはたいたり、今の時期でしたら日焼け止めのベタつきが気になる箇所にも。

※擦り付けたり、大量に使用すると肌トラブルの元になりますので、適量をパパッとはたく程度にしてください。

 

おすすめ精油

ティートリー…

優れた殺菌作用が期待できます。汗が原因ですぐ体に吹き出物ができちゃう人におすすめ。

 

ゼラニウム…

皮脂分泌を調整する作用が期待できます。乾燥する場所と皮脂が気になる場所と混在するような、混合肌タイプの方におすすめです。

 

レモングラス…

成分としてデオドラント作用があると言われています。体臭予防に。

(と同時に、皮膚刺激となる成分も多く含まれていますので、過去にレモングラスでトラブルを起こしたことのない方に限って使われると良いと思います。)

 

クレイに精油を混ぜてもいいのか?

クレイを専門にされている方でも意見が分かれるようですが…

どういうことかと言いますと、

クレイの良さは「吸着」すること。

ですから、クレイがお肌に触れる前に他の物質である“精油“と触れ合ってしまうことでその吸着力を弱めてしまうのではないか…?

また、芳香成分を吸着してしまうから精油が香らなくなってしまうのでは…?

ということ。

 

さらに、クレイ自身には乳化作用がありませんから、精油はクレイと分裂した状態で存在する…つまり、皮膚に直接、精油が付着してしまうのではないか?といった懸念事項もあるようです。

 

この辺の問題はクレイの専門家さん達の間でも様々な意見が存在しており、どれが正解ということはわたしの口からはお伝えできませんが…

 

わたし個人の使用感としては、「精油を入れてもOK」です。

確かに濃度に対して香り立ちは薄いような気もしますが、全く無臭にはなりませんし、肌につけてみた刺激も感じません。

よっぽど皮膚刺激のある精油を選ばなければ大丈夫だと思います。

(上でおすすめした精油だとレモングラス以外ならほぼ大丈夫と言えます。)

 

香りをつけるかどうかは、その精油がもつ効果効能以上に「気持ちを盛り上げる」という大きなメリットがあると思っています。

 

もちろん、皮膚刺激を感じるようであれば即使用の中止が必要ですが、そうでない限りはご自分の好みに合わせてお作りいただくのが1番です。

 

このサラサラ質感のアロマクラフトが楽しめるのは、今の時期ならでは。

ジメジメ、べたべたの梅雨も楽しく快適に過ごしましょう♪

maco

精油