何者かになった気でいたことに気付かされました
元々わたしは、誰かを癒したい、困っている人のためになりたい…
そういう思いから、セラピストという職についたわけではありませんでした。
人体やアロマ、植物などへの知識欲が旺盛で
たまたま行ってみた整体スクールの体験会でベタベタに褒められて(今振り返ってみればあれはリップサービスというものだったのかもしれませんね)…
やってみたらすごく楽しい世界で…
そうやって、蓄えた知識をアウトプットすることでそれが誰かの役に立てるなんて
最高じゃないか、そう思っていました。
…が。
今年はわざわざ「この人がいい」と遠方からここまでお越しくださったり
お客様からのご紹介でお越しくださった方が多かったり…
(逆に、こちらでご紹介させていただいたお店に足を運んでくださった方もいらっしゃいました)
このようなお客様がいてくださるおかげで、
そのような方々のフィードバックがあるおかげで、サロンとして、セラピストとして成長出来ているのだ、それ無しには成長無いのだ、と
自分がいかに多くの方々に支えられているのかを再確認した年でした。
IFAの学びの中で「セラピストはクライアントを選ぶことができる」という項目があるのですが、その思いを強く持ち過ぎていたのかもしれません…
(クライアントの言いなりになる=クライアントのためになる、とは限らないし、精神的肉体的にセラピストを苦しめその質を落とすような言動をとるクライアントに対して「クライアントだから…」と耐える必要はない、クライアントとセラピストの間に主従関係はない、そういうセラピスト精神を伝えたいがための項目だと認識しております)
まるでひとりで孤高に生きているような…
自分は他とは違う、何者かであるかのようなフリをして
(誰だって何者かで在りたいと願うものだと思っています)
どこか自分に酔っていた事実を認め
周りへの感謝は忘れず、丁寧に。
湧き起こる知識欲へは忠実に、貪欲に。
来年以降も引き続き、自分を満たしつつ
お越しくださる目の前のおひとりおひとりにより良いアロマをお届けするために
努力してまいります。
今年も一年、ありがとうございました。
maco