アルコール度数40で精油は溶けるか

無水エタノールが手に入らない

ことの始まりは、ドラッグストアから無水エタノールが消えたこと。

過去記事になりますが、アロマクラフトにおいて消毒用エタノールは無水エタノールの代用になるか?実験しました。

消毒用エタノールは無水エタノールの代用になる?

 

このとき、私が調べた限りではアルコール度数90以上でなければダメだという意見と、70でもOK、60でも…と、様々な意見が見つかりました。

その中でも、最も低い度数が40でした。

前回は40度のアルコールが用意できておらず、また次回〜としていました。

今回はその続き…ということです。

 

アルコール度数40は無水エタノールの代用となるか

用意したものは、

サントリーのウイスキー40度 大さじ1

精油(カモミールジャーマン)2滴

です。

前回は黄色でわかりやすいということで精油はリトセアを使用しましたが、今回はウィスキーの色が既にやや黄色味がかっていて分かりにくそうだったので、綺麗な青色のカモミールジャーマンを使用しました。

ウィスキーと精油

 

実験

では、実験します。

器にウイスキーを大さじ1ほど用意。いい香りです。

ウィスキーが入った皿

そこに精油を滴下。 ウィスキーに精油

完全に分離しています。

前回のように軽く器を揺すっただけではなんともならず。

爪楊枝でかなり必死にかき混ぜてみました。それがこちら。

下の写真は上からのアングルなのですが、こう見ると混ざったように見えるのですが器を傾けてよーく溶液を見ると(上の写真)、青色の溜まりが見えますね。

混ざっていないということです。

 

アロマバスを想定し、ぬるま湯を追加してかき混ぜてみました。

それがこちら。

さらに溶け混ざったように見えますが、やはりよーく観察してみると(上の写真)、小さくなったとはいえ青い溜まりが残っています。

 

アルコール度数40で精油は溶けるか

この状態を見る限りでは40度では無理、と言えそうです。

この青い溜まり部分とは精油そのものなので、もしこれがお風呂だったら…と想像すると…ちょっと怖いですね。

お風呂に入る時は裸になりますから、デリケートな粘膜部分に精油が触れてしまうと、かなりの刺激になります。

 

まとめ

精油は多種類の化学成分の集まりなので、アルコールへの溶けやすさ溶けにくさは個々の精油によってばらつきがあるとは思いますが、40度ではやはり不安が残る結果となりました。

無水エタノールの代用にはならなさそうです

 

残ったウィスキーは、もちろん美味しくいただきます♪

maco